仕事ができる正社員なら転職か起業しか選択肢がない

日本国内での雇用形態として最も社会的信用が高いのが正社員であり、下手をすれば役員よりも雇われの正社員の方が信用スコアが高くなるような業界もありますので、大抵の人は正社員になりたいともいますし、もしくは公務員なども安定しています。

ただ、実際に正社員として働いてみれば分かるんですけど、仕事ができる人であるほど、その雇用形態に疑問を持つことが多くて、どれだけ会社に貢献するような成果を上げたとしても日本企業の場合は、正当な評価が社員にされることがなくて、殆どの利益が会社に飲まれていくことになります。

日本企業は頑張る人ほど正当な対価を得ていないケースがも多い？

外資系企業の場合は、完全成功報酬を約束している場合もあり、更にはやり過ぎ位の福利厚生の待遇で社員に還元している企業も少なくないので、そういった企業でしたらやった分だけインセンティブ報酬等が上乗せされるケースもよくあります。

しかし、日本企業の場合は、どれだけ会社で仕事を頑張ったとしても、結局はその大部分が会社の利益になり、他の仕事をあまりしていない社員の報酬に還元されている仕組みを知ると、流石に嫌気が出て来る人がいてもおかしくはありません。

外資系企業は仕事ができない人は正社員であっても即解雇になるのが普通ですから、最終的には出来る人材以外は残らないシステムになっていることも多いんですけど、日本企業の場合はできない人でも会社が手厚く保護をする傾向が高いのはよくある話です。

日本の場合、正社員は簡単には解雇できない仕組みになっていますし、会社も助成金目当てにそれをしないことも多いですから、結局、日本の正社員が安定している要因になっているは、仕事ができる人が出来ない人の負担をしているからなのです。

仕事ができる正社員ほど会社のシステムに疑問を持ち始めます。

外資系企業のように仕事ができない人、成果を出せない人は即解雇のような対応をしない日本の企業の正社員が安定している理由は、仕事が出来る社員が負担をしているからになるんですけど、殆どの正社員はそのような経営的、金銭的な仕組みを知りません。

会社としても、会社内で与えられた本業のみが出来る人材の方が、余計なことを考えたり、余計な行動をしたりすることもなくなりますので、より安心をして出来る人を安く雇える訳ですから、それに気がつく人が少ないのもよく分かる話になりますね。

会社側からすれば、出来る人材が辞めていき、出来ない人材が会社内に残っておる状態が一番困るわけですから、そうならないように昇給やボーナスである程度の色を付けてアメとムチで管理をするんですけど、極端に出来る人は到底それでは追いつきません。

現在はインターネットが極端に発達をしてきてますので、自分の本当の評価であったり、自分が会社内で上げている売上をおおよそでも知ることが出来てくると、やはり今の会社に正社員として勤務していても意味が無いことに気がつく訳です。

会社を退職して独立をするのか正当な評価をする会社に転職か？

いつも他の人達よりも会社には多大なる貢献をしているのに、今の待遇や報酬ではおかしい、このままこの会社にいても単なる労働力としていいように利用されるだけなので、将来を真剣に考えないといけないと考える人がやることは独立になります。

実際、多くの人がそれをやって成功を収めていますし、失敗をしている人もいますけど、本当に仕事ができる人でしたら、起業をしても失敗することなく、最終的には成果を出している人も少なくありませんので、結局は出来るか出来ないかの問題ですね。

また、そういった人材には大抵、大手外資系企業などから転職の相談が来ることもありますので、自分の実績や能力を試すためも、そういった転職の情報が入ってくると、真剣に検討しながら転職をする人もいらっしゃいます。

結局、会社に摂取されていることを知ってしまった人が取る行動としては、正当な評価をしてくれる会社に転職をするか、自分で独立をして実業家になるしかありませんので、今の状況を改善するにはこれから自分がどうするかの答えを出さないといけません。

本業も大切ですけど、社会で働いている以上、お金の計算を確実に出来る人、数字に強い人になれないと先はありませんので、いつまでも何も考えずに他人に雇われている人ではなくて、雇われるにしろ考えて雇われる人になりましょう。