会社の将来性を上司の実態で判断して転職をするかを決断

現在勤めている会社を将来的に退職したほうが良いのかどうかを見分ける方法としては、その会社の役職を持っている上司や先輩の年収を見て、10年後も殆ど変わらないとか、ちょっとそれは無いだろうといった金額であればある程度は判断できます。

例えば、40歳の上司の年収が300万円位しか無いとか、実は500万円位あっても相当な残業時間を含めての数字であり、実際に残業をしない場合は極端に安い金額であるとか、その会社に将来に渡って勤めた場合にどうなるかは上司を見れば分かります。

年収に関しては一つの目安になりますので、仮に正社員で年収が1000万円に到達しても生活レベルも向上している為、実際の生活が苦しい人が世の中には沢山いますから、自分が最終的にどのような生活をしていのかによって必要な年収も変わってきます。

出来れば、給与所得以外の投資などで配当報酬等を確保しておくのがベストです。

新卒で会社に入社した年齢が20代の若い人であれば、その会社の将来性等についての判別をする方法として、仕事のやり甲斐とかを最優先に考えるのかもしれませんが、実際には仕事のやり甲斐以前に上司の姿が将来の自分の姿であると思っておくべきです。

 

 

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上司や先輩と親しくなると会社の将来が何となく見えてくる。

 

そうは言ったものの、会社に入社して間もない新入社員や若手の社員に対して、上司が快く自分の年収を全て教えてくれるとは限りませんので、中々、会社の実態のすべてが見えにくい事もあるんですけど、色々と話していると何となく分かってくるものです。

例えば、持ち家があるとか、ローンが苦しいとか、持っている車の種類であったり、日常的なお金の使い方であったり、最初は分かりにくいのですけど、暫くの間、仕事以外で親しく話をしていると、段階的に上司や先輩たちのお金の流れが分かってきます。

ただし、上司によっては社交辞令的に親しく接してくる愉快犯的な会社側の人間もいますので、その場合は、だまされないように、飲み込まれないように注意します。

会社の上司たちとも親しくなり、飲み会などに参加をした場合は、普通に自分の年収や月収などを上司や先輩たちが見せてくれることもありますし、私の場合も当時の会社の部長などがそのまま自分の給与明細を見せてくれたりしていたものです。

そして一言、確かに最新の機材を導入していても、この業界に先はなく、会社にいても将来先はないので、自分の考えを持って将来を決めたほうが良いとか、色々なアドバイスをしてくれたものなんですけど、今に思えば親切な上司に恵まれたものですね。

 

 

上司の姿が将来の自分の姿になると思えば分かりやすい。

 

Googleのように、最初は小さなベンチャー企業であっても、将来的に世界的な大企業になるような会社であれば話は別であり、その会社の持株会に入って出来る限りの株式を購入しておけば、数年後にはミリオネラになることも不可能ではありません。

実際Googleが上場前の社員達は相当な利益を得たのは有名な話です。

しかし、日本の企業ではGoogleのような成長を見せる企業自体が誕生しにくい仕組みになっている事や、そんな優秀な経営者等も滅多にいませんので、良くて会社にいた頃の状態を維持しているか最悪は10年後は会社がなくなっている可能性だってあります。

例外的に将来、爆発的に成長する企業が日本国内で誕生しない訳でも無いのでしょうけど、そちらの方が大変珍しいことを考えると、入社した時点で10年後でも現状を維持出来る企業があれば、日本では十分な優良企業に該当すると言った話ですね。

 

 

10年前と変わない企業なら御の字で倒産している企業が多い現状。

 

実際、色々な企業を見てきましたけど、10年後には存在すらなくなっている企業も多くて、他の企業も時代に合わせて形を変えて生き残ってはいますが、当時見た状態と何ら変わっていない予定調和的な経営をしている企業が多く感じます。

人材は入れ替わっても、根本的な経営者が入れ替わらないので何も変わらないのです。

このことから、入社をした時点で、その会社の上司や先輩の年収やライフスタイル等はそのまま自分の将来を示している可能性が大変高いという訳なので、それを見て、その事実を知り、上司達と同じ年齢になった時に納得できるか出来ないかを判断します。

もし、その予測した状態が納得できない人であれば、完全に転職をするべき人になりますから、入社した会社を間違ったものの、特にブラック企業でない場合は、その会社をフルに利用して2年後くらいに転職をするつもりで仕事と勉強を頑張ればよいのです。

たた、間違えても役員や創業一族を見てはいけません、彼は常にその会社の中で特別な存在になりますので、どれだけ仕事ができてもそのポジションや待遇に到達などは出来ませんから、見るのはあくまで雇われている上司や先輩の実態になります。