就職や転職に有利になる条件として、資格取得に頑張っている人も少なからずいらっしゃいますけど、資格を取得する場合は、必ず仕事と関連のある資格を取得しておくことが重要で、その資格があるから実績や経験を積むことができるかになります。
これがどのような意味であるかと言えば、会社によっては特定の資格を取得していれば、資格手当が支給されることもありますので、それに該当する資格を必死になって取得していると、その会社では良いのかもしれませんが、転職時には役に立ちません。
転職の際に役に立つ資格というのは、その資格を持っているからこそ対応できる仕事との実務実績であったり、その資格を取得しているからこそ知り得た人脈になりますので、若い時には分からないかもしれませんが、年齢が30歳を超えてくると分かります。
目次
仕事に深く関連する資格を取得しておくと将来に役立つ日が来る。
20代で年齢が若い人ならあまり気にしないのかもしれませんが、30歳、40歳を過ぎた際に転職をする場合、単に資格を沢山所有しています的なアピールを企業に対してしていると逆に合格する面接も落とされてしまい兼ねない状況になることが殆どです。
その理由は、30歳、40歳を超えている人というのは、まっさらな資格だけを持っていても意味がなくて、その年齢までにその資格を取得して、どのような実績を作ってきたのか、どのような人脈を作ってきたのかが最も重要視されるからです。
単に資格を持っているだけの人というのは、ゴールド免許を所有している免許の色と運転技術や経験が全く一致していない、いわゆる、実際には車を運転できないペーパードライバーのようなイメージだと言えば、分かりやすいでしょうか?
ですから、将来を考えて資格を取得する場合、その資格を取得した上で、その資格を持っていないと出来ない仕事を長期間に渡って行い、それで実績と人脈を30歳を過ぎるまで、40歳を過ぎるまでにどれだけ積み重ねることができるかの一言になります。
取得するべき資格は英語力ともう一つ好きな仕事に係る資格。
では、一体どういった資格を取ればよいのかと言えば、これは全ての人共通で一つ目は英語力であり、この英語力が高くて海外でもネイティブな会話ができる人であれば、40歳、50歳になっていても、何処にいっても通用することが殆どです。
その為、最優先で英語力の資格を取得する、実際には資格と言うよりも、実際に海外の人と英語で会話ができるかどうかの実務的な能力が最優先になるんですけど、それでも英語の読み書きがデキる人であれば、出来ない人よりも全然有利になります。
そして、取るべきもう一つの資格というのは、こちらの関しては個人で好きな資格を取得しておけば良いだけなので、自分がいちばん興味がある資格を取得しておけばよく、別に資格がなくても実務実績で良いのであれば、それでも構いません。
結局、資格というのはそれを所有することにより、何かの実績を積むためのきっかけに過ぎませんので、実績とは関係のない資格を取得していても意味が無いとまでは言いませんが、将来の転職をする際には本当に役に立たないと思っておいたほうが無難です。
資格がなくても実績が作れて人脈が作れる人なら無問題。
資格にこだわるあまり、資格の本来の意味合いを忘れてしまって、資格マスターのような状態になっている人も少なくないんですけど、自己満足とか趣味ならそれでも良いかもしれませんが、自分の仕事に役立てたいのであれば、ちょっと考えましょう。
会社から資格手当を得るために、その資格を取得するのは別に間違ったことではありませんから、どのような目的で資格を取得するのかを明確にしておき、将来の転職や人脈のための資格であるのであれば、それが実務で役立つのかを再検討します。