日本企業に就職や転職をする場合、殆どの場合で履歴書が必要になることが多く、履歴書なしで面接や採用と言った状態になる企業の方が大変珍しいくらいです。ただし外資系企業の場合、日本式の履歴書ではなくてレジュメと言って、具体的にシンプルな書類を制作することもあります。
伝統的に日本企業で使われている履歴書について、自分の顔写真を貼り付けて、氏名や住所等の個人情報、更には学歴などを記載して、後はこれまでの職務経歴や就職や退職をした企業の名称と日付を記載するのが一般的になっています。
この履歴書なんですけど、日本の場合は手書きが基本になっている為、必ず自分の直筆で書くことになり、一文字でも間違えると全て最初から書き直しになりますので、修正ペンも使えずに何度もイライラしながら書き直しをした経験がある人が大半だと思います。
特に、新卒で就職する際には、殆どの人がそれを経験しているはずです。
履歴書はなるべくシンプルに書いたほうが良いの?
一般的に、履歴書を書く際には、やたら細かくこれまでのことを書く人がいて、卒業した幼稚園や小学校とかから始まり、その後も延々と書き続けている感じであり、職務履歴や趣味なども隙間なくぎっしりと書いている人もいるくらいです。
ただ、履歴書の場合、実際問題としては、そこまで書く必要はありませんし、採用されない企業であっても面接前に提出するような状態が蔓延していて、履歴書の返却すら行われない事も多く、プライバシー的な問題もあり、必要以上に細かく書くと色々とデメリットが発生することもあります。
一部、明らかに履歴書を収集しているのではないかと思える企業もあるくらいですから、ブラック企業と呼ばれているような企業や、怪しい企業に必要以上の情報を提供する必要もありません。
不採用になった場合の履歴書は返却してもらえるのか?
基本、履歴書はなるべくシンプルに書いたほうが見やすいですし、その人物が何処の誰なのがわかればよいだけなので、学歴に関しても最終学歴位でよく、職歴に関してはこれまで勤めた会社の入社日位を書いておいても問題ありません。
履歴書に嘘を書くのは問題ですし、後々懲戒免職の対象になる恐れもあるのでしょうけど、書く必要のない情報を載せる意味やメリットがまったくないわけですから、必要以上の情報を要求している企業がいるのであれば、その企業はスルーしても良いかと思います。
また、万が一不採用になった場合は履歴書を返却してもらえるのかについては、直接、企業に問い合わせたほうが早いですし、通常は不採用になった人の履歴書を企業が保管しておく必要もありませんから、やはり直接確認をしたほうが早いといえます。
履歴書にはなるべく余計なことは書かないこと、これが基本ですから、文字数が少ないほど万が一書き損じが発生した場合であっても、書き直しもスムーズに行えることを考えると、あえて空白を埋めるような書き方をするメリットもないわけですね。