IT系企業に転職をして将来的に実績を積んでからフリーランスを目指す人であれば、恐らくはフリーランスの人が現場で働いている案件に直接関わり、そのフリーランスの人から報酬について色々と話を聞いたことがある人だと思いますし、私もそうでした。
何しろ、正社員として働いた際にはフリーランスのことなどよく知らなくて、派遣されてくる新しい助っ人の人は何処かの会社の人だと思っていたら、食事などに誘って詳しく話をしていると、実はフリーランスとして個人で働いている人だと知りました。
フリーランスって何?、って感じで最初はよくわからなかったんですけど、フリーランスの人と親しくなって色々と教えてもらいながら詳しく話を聞いてみれば、元々は正社員として働いていたんですけど、その後に独立をして個人で働く様になったとのこと。
最初からフリーランスとして業界でやっていける人などはいませんので、何かしらの実績を業界で積んでから、ある程度のタイミングでフリーランスに転職する理由と時期については、その後に自分でも経験したのでよく分かりますけど経験は本当に重要です。
フリーランスは孤独に耐えれる人でないと務まらない。
実際にフリーランスとして働いたことがある人ならご存じだと思いますし、フリーランスとしての経験がなくても、フリーランスとして現場で働いている人を見たことがあればすぐに分かるんですけど、基本的にフリーランスの人は孤独で一人で現場にいます。
その為、食事なども一人でとることが多いですし、お昼休みなどでも一人で何処かに出かけていき、延々と現場の仕事のみを確実にこなしていく様な仕事のやり方をしている人が圧倒的に多くて、契約が終了すればその場を後にして一人いなくなる状態です。
正社員の頃でしたら、同僚や先輩などが周囲にいて雑談をしたり、昼休みは一緒に出かけたり、会社の帰りに飲み屋に行って大騒ぎをしたりなど、色々な方法でコミュニケーションを取りながら仕事をしていくことになるのでそれが当然ですけどね。
フリーランスになると、新しい現場に派遣されて仕事をするわけですが、相手からフレンドリーに話をしてこない限り、こちらからは余計な話をすること無く、与えられた仕事のみを延々とこなしていくフローで働くことになるので本当に孤独です。
大企業のオフィスに派遣されても、プロジェクトの直接関わるメンバーのみと挨拶をするくらいで、大規模開発の場合は誰が何処で何をやっているのかも分かりませんし、自分が関わったプロジェクトのメンバーとも必要以上に話すことはありません。
フリーランスが現場で孤独感を感じるのは弁当を一人で食べている時。
大規模開発の案件に派遣された場合などは、昼間に食事を取りに外食に出かける余裕が無いことも多くて、大抵は現場の大企業の会社内にあるコンビニなどで弁当を買い、オフィスに戻って一人でそれを食べることになるんですけど、孤独感が全開になります。
段々と現場の雰囲気が険悪になってきて、残業が当たり前の状態になってきても、正社員の頃のようにある程度の状態で気軽に先に帰ると、場違いな雰囲気が漂ってきますし、残業のときも弁当を買ってきて一人で食べている事が多くなります。
これが正社員としてグループで派遣されているとか、自社開発の案件に関わっている場合でしたら同僚や友人たちとある程度の息抜きをしながら、困ったときは相談をしつつ仕事をこなすことができるんですが、フリーランスではそのような状態になりません。
延々と仕事をすることが目的になり、案件に火が付くほど孤独感が強くなっていきますのでそれを考えると、正社員よりもタフな精神力と仕事だけを確実にこなせるような性格の人でないと、一人で食べる弁当岳を見てもフリーランスはきついかもしれません。
現場によってはそうではない雰囲気もありますし、私が正社員の時に現場にやってきたフリーランスの人とは普通に社員と変わらない対応で接していましたが、事務的な大規模案件だとそれも殆ど無くて、ひとりぼっち感が強いことが多かったですね。