一般的に転職を行う場合、現在の収入よりも年収が高くなる条件の会社に転職活動を行うのが普通ですが、会社が倒産してしまったり、リストラされてしまった場合等、緊急で次の転職先を探している場合に限っては年収のダウンよりも転職を優先します。
ただ、実際問題として会社が倒産して困っている人、リストラされて困っている人が次の転職先を探すのは容易では無いことが多くて、特に年齢が35歳を過ぎている人であれば、何社に応募しても書類選考すら通過しない事も多いのが現状になっています。
その場合は、年齢や未経験者でも可能な工場への転職を行った方が適切な場合もありますので希望する職種に転職が出いない人はこれまでの経験とは関係ない工場への転職を思い切って行った方が、スムーズに転職が行える場合がありますが注意点もあります。
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工場での仕事は決められた時間に同じことの繰り返しです。
年齢や経験に関わらず求人を出している工場へ転職をする前に知っておいてほしいのが、決して楽な仕事ではなくて、働く現場によっては良い環境もあるのかもしれませんが人間関係的な問題がある現場やあまり良くない人たちが働いている現場もあります。
また、仕事自体もマニュアルを読めば誰でも実現できるような仕事内容であることが多くて、そのような仕事なので未経験者でも可能で求人を出しているわけなので、仕事の早い遅いはあるのでしょうけど、誰でも出来る仕事である事は結構重要です。
だったらゆっくり自分のペースでやればよいだろうと思うかもしれませんが、工場での仕事の流れはライン作業になっていることが多いため、決めれた時間内に決められた仕事を永遠に繰り返す事になりますので、それが我慢できない人には大変な苦痛です。
工場へ転職をする場合は、決められた時間内に決められた仕事をしないといけない現場が多いことを理解しておき、それは毎日勤務時間内は永遠と同じ作業をの繰り返しをするということであり、このような作業が苦手な人は工場転職は全く向いていません。
トイレに行くにも許可が必要な工場の労働現場もあります。
一般的に普通の会社で働いていればトイレに行くのに許可を取る必要性はなくて、自分が行きたい時にトイレにいくのが普通なんですけど、工場での勤務をする場合、現場によってはトイレに勝手に行けない現場もありますので、それを確認しておきましょう。
その理由としては生産性を第一にしている工場のラインの製造現場では、一人がゆっくりとマイペースでトイレ休憩などをした場合、他のライン全体に影響が出ることもあり、本来であればそれくらいを想定した人を配置すればよいのですがそれをしません。
これは、完全に管理側の問題になるんですが、一人がトイレ休憩が出来ないようなげんばであれば、管理者側の能力的な問題があるわけであり、それを改善するのが雇い主になるんですけど、人がいなくなれば入れれば良いと言った価値観の現場も多いのです。
工場に転職をする場合、案外忘れがちなんですが、トイレ休憩が出来るのか、全く持ち場を離れることが出来ないのかについての確認を事前にしておいたほうが良くて、一般の会社では考えられない制限がされている現場もあるということを理解しておきます。
工場での労働は求人票に書かれていない労働条件が設定されている。
地方の転職フリーペーパーや転職サイトを確認すると、未経験者でも月収30万円などの工場への転職を促す求人情報が沢山掲載されていますが、それらの求人情報に書かれている情報が全て正しいわけではなくて誇張されて掲載されている事がよくあります。
また、派遣会社に登録をして社会保険のない派遣社員として工場に派遣される場合は、月収30万円で求人募集されていたにも関わらず、実際は手取りが10万円位の現場も多く話が違うと言って派遣会社とトラブルになる人もいるのがこの工場転職業界です。
ただ、私の友人も20代の時に勤めていた工場があったんですが、全然苦痛でもなくて雰囲気も良くてそれで月収30万円を毎月もらっていて、自分の好きな時間を作れることからデザインの勉強をしながらそこで実績を作ってデザイナーになった人もいます。
工場の転職は当たりハズレが大変激しいことと、求人票に書かれていないトイレにもいけないし、有給も使えない現場もありますので、求人票に書かれていない正しい情報を入手して、この工場なら問題ないと判断したら転職をするようにしておきましょう。