給料が安い派遣社員が派遣先の現場で過大な要求をされる理由

派遣社員として働いている人であれば、多分多くの人が経験したことがあるのではないかと思いますが、給料は安くてギリギリの生活をしているのに、派遣された会社の労働現場ではどう考えても報酬に見合わない仕事を毎回要求されてしまうという状態です。

当然ですが、世の中は等価交換によって成立していますので、安い給料でそれに見合わない重労働や長時間の労働、高度な技術が必要な労働をする人は本来はいないはずなんですが、派遣社員の場合は該当しない人が多くてその事実を知らない人も多いのです。

ですから、本来であれば派遣社員として働くのであれば、必ず知っておかないといけない業界の仕組みを知らないまま、派遣社員の言われるままに働いてしまい、人生の大損をしてしまって半永久的に摂取される状態になる人も多いですから知識は重要です。

 

 

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給料が安い派遣社員が派遣先の現場で過大な要求をされる理由。

 

給料は安くて昇給も全くない状態で、安定した雇用も約束されていないのに、派遣された会社の現場では、どう見ても現場の社員よりも遥かに面倒な仕事をしている場合については、簡単な仕組みを知っていればその理由もわかりますので知っておきましょう。

理由は簡単で、派遣先の企業が本来支払っている報酬金額が、現場が要求している金額と一致しているだけの話であり、その報酬金額を支払って派遣社員に依頼をしているわけですから、派遣元が支払った対価の要求の労働を求めるのは当然の話になります。

しかし、現場に派遣された社員の報酬は15万円位だとしたら、派遣社員は15万円分の労働しかしないで良いと感じるのは当然で、派遣会社に依頼をした企業が100万円を支払っているのであれば、100万円分の仕事をして当然だと感じる状況になります。

 

 

本来の支払報酬から大幅にピンはねされている事実を知りましょう。

 

派遣先の企業から無茶な要求をバンバン突きつけられて、今の報酬ではこんな仕事はやっていられませんと感じた場合、大抵は派遣先の企業は結構な金額を派遣会社に支払っていて、その報酬金額の殆どを派遣会社がピンはねしている状況が良くあります。

また、派遣会社も下請け、孫請け、ひ孫受けの状態になってくると100万円だった支払い報酬が末端のひ孫受けの派遣会社に依頼される時には30万円くらいまで中抜されている状態であることが多く、それで依頼を受けると大いなるギャップが発生します。

そのようなお金の流れの仕組みを考えないで単に派遣会社の言われるままに労働をしていると、本来は毎月100万円の労働のはずなのに、自分が受け取る手取りは毎月15万円しかなく、それで派遣先の企業からは100万円分の労働を要求される状況になります。

 

 

ピンハネと中抜きが当たり前の派遣会社で働いてもお金は稼げない。

 

フリーランスの報酬が高いのは、元請けから支払われる100万円の報酬があれば、その金額のほぼすべてを企業から直接受け取るからであり、同じ現場の派遣社員と同じ仕事をしていても派遣社員は月収15万円などになるのは中抜きとピンはねが原因です。

その為、良心的な派遣会社で下請け的な依頼は受けない状態で、常にエンドユーザーからの依頼を受けており、報酬の70%位を派遣社員に還元してくれる状態であれば、頑張れば頑張るほどお金を稼げる状態になるので、派遣社員も悪い話ではありません。

しかし、現実的には派遣社員は派遣会社から60%から90%位のお金をピンはねや中抜きされていることが多くて、これではいくら仕事を頑張ってもその日の生活をするのがやっとの状態が続くことになりますので、派遣社員の立場を止めない限りは貧困です。

 

 

中抜きとピンはねがなくなれば派遣社員の生活は劇的に変わります。

 

派遣社員として働くのを止めて、正社員やフリーランス、自ら起業をして成功を納めれば、どれだけ派遣会社からピンはねと中抜きをされていたのかを知ることになるのですが、それに気が付かない派遣労働をしている人が多いので摂取はいつまでも続きます。

派遣社員を退職して正社員として働くには、転職をするしかありませんから、普段から転職サイトを確認をして、自分の実力と需要について知っておくのも良いですし、実力があって不当な扱いを受けているのであれば、転職エージェントを利用しましょう。

派遣社員として長年働いていれば、特化型の転職サイトを利用できる人もいますし、実力があるのに派遣社員として働いているのであれば、非公開求人を扱う転職エージェントを利用すれば、実力と実績に見合った転職先を紹介して頂けますのでお勧めです。