転職サイトには残業代支給でもみなし残業について必ず事前確認

転職をする際には年収や月収を重視する人が大変多いのですが、その中でも労働時間や残業時間について事前に確認しておかないと後々後悔することになりますし、転職サイト等の求人情報の正しい見方を知っておかないと思い込みや勘違いをしてしまいます。

転職サイトに書かれている求人情報が全て正しいと思っている人もいらっしゃいますけど、基本的には企業側の都合が良いことしか書かれていない求人情報も少なくなくて、表現のやり方次第では紛らわしい表記も多く、それも意図的に書かれる事があります。

その中でも、最も注意しておかないといけないのが残業時間と残業代の支払いであり、基本給+残業代の支給ありと書かれている求人だから安心して転職を行い、頑張って残業をしてしんどかったけどかなり稼いだな?と思っていたら、残業代は0円状態?

 

 

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転職サイトには残業代支給でもみなし残業について必ず事前確認。

 

最近ではみなし残業と言って、特定の時間、例えば毎月20時間とか40時間の残業労働は全て基本給に含まれていますってタイプの会社が増えてきていて、転職の際には残業代の支給ありと書かれていたら、みなし残業の時間が多くて支払われないケースです。

みなし残業が40時間の会社に転職をすると、一ヶ月間のうち40時間の労働は無償労働になることになりますので、その分の残業代が基本給に含まれている計算で考えると、到底割に合わない月収になっている会社も多く殆どの人が転職後にこれを理解します。

転職サイトの求人票には残業代の支払いありと書かれていても、残業時間が40時間分を超えた分の残業代しか支払われないのでおかしいと抗議をしても、みなし残業に含まれるのだし、それ以上の時間労働をしたら残業代を払うので問題ないになります。

 

 

転職前に企業はみなし残業を採用していることを伝えないことが多い。

 

日本にはブラック企業が大変多くて、今の転職が難しい時期を利用して使い捨ての人材をハローワークや転職サイトなどであの手この手で集めている訳ですが、一般的な会社で働いていた人であれば、残業代は全て支払われると認識するのが普通になります。

転職前の会社では残業代が普通に支払われていたので、転職サイトで企業を探す時に残業代が支給されると書かれている企業の情報を見れば、普通に全額支払われると認識することも多いのですが、みなし残業を採用している会社ではそうではありません。

転職を希望する会社がみなし残業を採用しているかどうかについては、実際にその会社で働いている社員に確認をするか、会社に確認をするしか方法がありませんので、書類選考を送付する前にみなし残業があるのかないのかについて必ず確認をしましょう。

 

 

残業代の支給ありでも安心できない時代を作ったブラック企業。

 

かつての時代でしたら、残業代を支払う企業は転職情報を見れば、その旨の記載がありますし、残業代を払わない企業は残業代の支払いについての表記がないので分かりやすかったんですけど、最近ではみなし残業を悪用するブラック企業が増えてきています。

みなし残業そのものが全て悪というわけではありませんが、みなし残業について全く触れることなく、転職サイトやハローワーク等の求人情報に残業代の支払いありとだけ記載をして、何もしならない求職者に全く告知をせずに採用して徹底的に労働させる。

その行為自体が誰が見てもブラック企業にほかなりませんので、残業代の支払いがあるのかどうか、みなし残業を採用してるのかどうかを事前によく確認しておき、その回答に納得が出来ないのであれば書類選考の応募はやめておきスルーしたほうが無難です。

弊社ではみなし残業40時間を採用しており、その時間内の残業労働に対してはびた一文払いませんと言った表記をしている会社は見たことがありませんし、みなし残業時間分を超えた分の残業代は支払いますと求人情報に記載している会社も知りません。