IT系企業への転職を検討している人であれば、他の業界よりも給与面の待遇が一般的には良いことや年齢が30歳を過ぎても安定して転職先が存在すること、正社員でなくても派遣社員やフリーランスとしての働きからが充実している点を評価している筈です。
殆どの人は給与面を優先して、IT系企業の転職先を決めていると思うんですが、IT系の企業は残業時間が大変多い現場が多くて、最初は円満で定時で帰れるような状況であっても、数カ月後には毎日終電帰りになるなどは当たり前のように発生しています。
これを案外知らない人が多くて、特に異業種から未経験でIT系の企業に転職をする人であれば、絶対に知っておいたほうが良いですし、私自身も20代で異業種からIT系の企業に転職した時には残業のことなど全く考えてもいなかったので、驚いたものです。
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転職で採用する企業は残業時間について全く触れない事が多い。
転職して流石にいきなり終電まで残業の現場に放り込まれることはないのでしょうけど、次第にそのような状態になりますし、更に酷くなると一週間くらい会社から出れない状態で仕事をしないといけない事もありますから、体力がものを云う世界です。
転職をする際に必ず面接をすることになるのですが、企業側は残業時間については殆ど説明することはなくて、毎日終電になるけど構いませんか?、とか、一週間くらいは会社から出れない状態になるかもしれませんとは先ず説明してくれることもありません。
結局、IT系企業に転職をする際には、給与面の話も曖昧になることもありますし、何だか良く分からないうちに内定していることも少なからずある業界ですから、残業時間についてはタブーになっていると思っても良い位であり、その覚悟はしておくべきです。
また、意外にも人間関係が非常にややこしくなる業界でさり、それに合わせて残業時間が極端に多くなると、メンタル的な限界を超えてしまって鬱病になってしまったり、重度の不眠症が発生してしまって、その後に何年間も働けなることも普通にあります。
IT系の業界に転職をする人は残業時間が異常に多いことを知っておく。
単純に考えてみれば分かりますけど、35歳を過ぎても40歳を過ぎても転職先が安定している業界で、報酬も良くて正社員でなくても構わない人が多い時点で、普通の業界とは若干異なる仕組みになっているのは間違いないですし、その理由も明確です。
IT系の業界は常に人が不足していることが多くて、この業界に就職をした人や転職をした人達が30歳になる前にIT系の業界から引退するだけではなくて体調不良も起こしてしまって暫く再起不能になることも多く、30歳から上が本当に少ない事が多いんです。
他の業界で働いている時も残業時間なんか結構やっていたので、それくらい問題ないと思う人もいるかもしれませんが、IT系の業界の残業時間と他の業界の残業時間は全然意味が違ってきますし、その時間も半端ではありませんので、比較にならないのです。
IT系企業で炎上案件を解決する実績と経験をあえて積むのも全然あり。
優秀な人は最初にIT系企業に転職をした後に、そこで過酷な状況であっても社会経験の一旦として割り切って何とか働きながら、実績と経験を積んで自分で独立したり、実績を使って経営コンサルティング会社に転職をしたりしているような業界になります。
IT系の企業に転職をする際には、ある程度安定した報酬だけをみたり将来安泰的な30歳を過ぎても40歳を過ぎても転職先や仕事に困らない部分だけを見るのではなくて、30歳までその業界でやっていけるのかについて、よく考えておいたほうが良いですね。
ただ、20代の時に炎上する案件に関わり、それの難しい分析や問題解決をするポジションになると、急激に周囲からの評価も上昇することになり、かなり早い段階で将来設計をたてれるようになりますから、あえて炎の中に飛び込む考えも全然有りです。
とにかく、残業時間が極端に多くなることが普通であり、その残業時間内にやらないといけないことすらわからない状態で、面倒なシステムの実装をこなしたり、崩壊した人間関係を修復したりしていく事にチャレンジしたい人なら是非転職を検討しましょう。