将来の不安要素については、色々と人によって違いは有るにせよ、育児や介護などで通常の勤務が出来なくなった場合や、会社が倒産して転職をしないといけなくなった場合など、常に安定して定年まで働きたいのであれば公務員にでもなるしかありません。
特に介護と育児の問題は、どう考えても日本政府の対応には期待が持てない状況になっていますので、何かあった場合は確実に自己責任で対応しないといけなくなりますし、その場合は会社を退職して都合に合わせてゼロから転職をしないといけなくなります。
その際に、最近注目されているのが在宅勤務に対応している働き方であり、何より会社に通勤しなくて良いことと、何処にいても正社員として働ける事による安心感がありますので、将来を考えて在宅勤務の会社に転職を検討している人も増えていています。
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介護や育児問題にも強いITやデザイン系の業界で実績を作る。
大変便利な働き方の一つが在宅勤務になるんですけど、それとは別に正社員として働くのではなくて、外部の外注先としてフリーランスや個人経営の会社で自宅で働く方法も以前から普通にありますので、会社で働けない事情ができても方法はある訳です。
ただし、このような在宅勤務の形態で仕事が行える業種というのはそれほど多くなくて、大抵はIT系と呼ばれてるシステム開発に関連している企業やデザイン等の仕事をしている企業が圧倒的に多く、接客業やサービス業では先ず対応は難しい話になります。
ですから、将来的に自宅で働く必要が出てきた場合、一旦会社を辞めてしまってまたゼロから全く異なる異業種への転職やアルバイトを探すよりも、これまでの実績や経験を使ってスムーズに在宅勤務の会社に転職をしたりフリーで仕事をした方が良いのです。
特定の環境に依存しない能力を仕事で身につける事は重要です。
例えば、大企業で年収1000万円の報酬を得ていたとしても、その企業が指定しているオフィスで働かないと解雇されてしまうのであれば、その企業に完全に依存をして働いていることになり、実際の自分の能力よりも高額な報酬を得ていることになります。
35歳を過ぎて転職をする際に、転職で困るのが大抵はこのような特定の条件で働かないと雇ってもらえない人であり、例え年収が1000万円であっても退職をしたらその金額を稼ぐことはほぼ不可能であり、特定の環境に依存するリスクが顕になります。
それとは反対に特定の環境に依存しないで働けている人であれば、会社も指定するオフィスで働くことを強要したりしませんし、在宅勤務だろうが退職をしてフリーで働きたい人だろうが、どのような方法でも好きな場所で働けるといったメリットがあります。
IT系やデザイン系の業界に転職をして実績を作れば未来が広がります。
特定の環境に依存しないし、働く場所も会社に依存しない仕事の流れで働ける実績をつくていれば、将来の育児や介護問題が発生した時でもスムーズに仕事をしていくことが出来ますし、転職や退職で悩むこともなく、そのまま会社から自宅で仕事が出来ます。
ただし、それを実現するにはIT系やデザイン系の業界で実績を作りながら普段から働いておき会社や社会から必要とされる人材になっておく必要がありますし、福利厚生に優れた会社に事前に転職をして人脈を作っておく必要もあるので、事前準備が必要です。
決して簡単な転職や仕事の話ではありませんが、デザイン系の仕事は今ではネットが普及してきてより幅広い分野での仕事が受注できる時代ですしIT系に至っては、Webからクローズドの金融系、サーバ管理からセキュリティまで、広い範囲で仕事があります。
突然の変化に対応できる人は必ず事前に準備を行っています。
介護や育児が必要になった場合、突然大企業や中小企業をリストラされてしまった場合等に、慌てて何かをしようとしても準備不足で間に合わずに結局不本意ながら退職をしてまたゼロから再出発をすることになってもその時には若さはないので茨の道です。
なるべく早い段階で、将来を見据えて特定の環境に依存をしない会社に転職をして、そこで実績と人脈を作り、何処にいても仕事が出来る状態にしておくのが最良ですので、転職サイトや転職エージェントを積極的に利用してより良い企業を見つけましょう。