ここ最近の長引く不況により世間ではアベノミクス効果で億万長者が沢山誕生したってニュースが頻繁に報道されていますが、確かにここ最近で急激に財産を構築した人達がいるのも事実なんですけど、それらはRと呼ばれている人たちであり投資家の人です。
有名なピケティさんの21世紀の資本って本を読めば分かりますけど、R側の人にならないとG側の人、いわゆる労働力として働いていても殆どの人たちの生活は豊かにならないような仕組みになっているので、アベノミクス効果はR側の人のみの話になります。
当然ですが、に会社で雇われて働いている人は全てG側の労働側の人間になりますので、R側にいる投資家の景気が良くなっても全く関係ありませんから、R側の人達の景気が良くなっているってことは、G側の景気は余計に悪くなっていると言うことです。
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アベノミクス効果が出るほど派遣や非正規の収入が減る理由。
世間では、大手のメディアなどが頻繁にアベノミクス効果のことを大々的に報道していて、アベノミクス効果により、億単位の資産を作ったとか、タワーマンションを購入したとか、景気の良い話だけが意図的に広められていますが、実際はどうなのでしょう?
派遣社員や非正規として働いている人であれば、テレビや新聞でアベノミクス効果で景気が良くなったって話を聞いても、そんな話はおかしいのでは?、全然実態と違うって感じ取っている人が殆どではないかと思いますが、それはG側の人だから当然です。
アベノミクス効果で景気が良くなって儲かっているのはR側の投資家の人達や大企業だけですから、中小零細企業やそこで働く派遣や非正規で働いてるG側の人には関係ないどころか、お金がより減っていくのでR側の投資家が儲かる仕組みになっています。
今後も一般的な職業の非正規や派遣は貧しくなる要素しかない。
世の中のお金の流通量は常に一定ですので、誰かが儲かれば、誰かが損をする仕組みになっており、全ての人達が全員豊かになることはありませんから、アベノミクス効果で投資家や大企業が儲かるほど、その分一般の労働者のお金はどんどん減っていきます。
大企業で正社員として働いている場合は大企業が最初からR側の立ち位置ですから、それで大企業である会社が正社員への報酬を保証しているので、正社員は雇われているG側の人なんですけど、それでもG側の人としては余裕がある生活を送れる仕組みです。
それとは対象的に大企業で働いている人でも、非正規や派遣の人は大企業が責任を持って報酬を保証することがありませんから、いくら働いていても労働力として摂取される側から脱出することが出来ず、派遣や非正規の人たちは今後さらに厳しくなります。
トリプルダウンが機能しない富裕層が稼ぐ世界の非正規に先はない?
トリプルダウンといって、世の中の富裕層が増える程、儲かる大企業が増えるほど、そこからあふれるお金が下位に位置する非正規や派遣社員に落ちてくる仕組みがかつてはあったのですが、ITの進歩やAIの進歩によりそれらが機能しなくなって来ています。
それにより、アベノミクス効果で日本国内で儲かる大企業、儲かる投資家等のR側の人達が儲かれば儲かるほど、逆のG側の人達である派遣や非正規の人たちは儲からない仕組みになっており、より生活が苦しくなり働いても働いてもお金が増えてくれません。
この仕組は簡単に変えることは出来ない状態で、益々貧富の差が広まっていくのは確実で、アベノミクス効果が出れば出るほど、派遣や非正規はいくら労働をしても儲からない状態に陥りますから、この仕組を知らずに働いてると将来大変な状況になります。
少しずつR側の人になるか転職をしてG側の勝ち組になるしかない?
現在、G側の労働者として働いている場合、更に派遣や非正規として働いている場合、そのまま働いてくと年齢を重ねていくだけで、税金は高くなり収入は下がる一方で、更には年齢が35歳をすぎると社会が必要としていない人材となる可能性があります。
その一方で、アベノミクス効果で富裕層がより富を構築していく状態が継続していけば、当然、G側の労働者の富は浪費していく一方ですから、それを抜け出すにはR側の投資家(創業経営者)になるか、G側でも大企業等に転職をしていくしかありません。
早い話が、今後の生活を少しでもよくしたいのであれば、よりよい条件で働ける会社に転職をするか、投資家として成功をするしかないのですが、投資家になるには勉強をすることとある程度の資金が必要になりますので、順番で言えば転職が先になりますね。
転職自体が難しいですし、G側として派遣や非正規として働いている人であれば、転職に関する知識や長期的な転職のプランなどを設計しにくいですので、そういった場合は転職エージェントを利用して、時間をかけて担当者と相談をして転職を成功させます。