ここ最近、ネットのニュースなどで、サイバーエージェントって会社が新入社員を月収42万円で募集しているって結構話題になっているようです。外資ではなく、日本の企業で初任給が42万円?、すごくない?って思うかもしれませんが、落とし穴があり。
それは、就職をしたことがない人だったらよくわからない、固定残業代80時間分が42万円の月収に含まれているという条件です。東京の会社だとIT系とかだったらよくある話で、就職とか転職をして初めて固定残業代について理解したって人もいるくらい。
ネットでは月収42万や固定残業代80時間込ってので賛否両論で盛り上がっているようですが、実際に固定残業代込の会社ってどうなの?って話です。私も会社員時代に固定残業代込の会社で働いていた事があるので、よく分かるんですが、短期ならお勧め?
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初任給42万円!固定残業代80時間の会社は入社するべき?
今回の、サイバーエージェントが新卒を初任給月42万円で募集している件については、どうしたらいいのってなると、能力がある人でしたらグーグルとかアップル本社に入社したほうが良いに決まっています。そこまでの能力がない人向けの求人です。
残業代についても、外資系企業などでは年棒制が普通になっていて、残業とかって概念があまりないこともよくありますからね。期日内に決められたプロジェクトのタスクを完了していれば何をやっても良いって感じです。ただし、仕事ができる人だからこそ。
日本人の新卒でも有能な人材は高額な年俸、圧倒的な福利厚生により、殆どが外資系企業に取られてしまっているのではないでしょうか?、最近では中国が日本の優秀な人材(特に理系の科学者)を片っ端から引き抜いています。時代が大きく変化してますね。
サイバーエージェントに興味があれば入社するのがお勧め。
初任給が42万円でも固定残業代が80時間込みだったら基本給はかなり低くなり、ボーナスもそれに比例して低くなります。これは致し方ないことです。外資系みたいに年棒制として考えたら500万円位になるように調整しているのではないか?と思いました。
入社の対象でない人達がネットで大騒ぎしているようですが、新卒でこれからグーグルとかアップルに入社したい人とかがいれば、滑り止めにサイバーエージェントを受けておくってのも十分にありなんですよね。別に定年まで在籍する会社じゃないですし。
古いタイプの日本の会社で働いている人は結構が定年まで働くってのを前提に初任給やボーナスを考えます。それと引き換え、グーグル等の外資系企業を目指す人って定年まで在籍する気はなく、やりたいことを見つけるために条件が良いところを目指すだけ。
年俸500万円くらいの企業の滑り止めで応募はかなりお勧め。
サイバーエージェントって会社の内部は全く知りませんが、大事なのは年俸よりも福利厚生です。仮に月収42万になると2年目から住民税が請求されるので手取りは30万円位になると思いますので、新卒でいきなりこの税金を取られると多分、身震いしそう。
日本でも月収42万とか固定残業代80時間込みって派手に新卒を募集していなくても、実は福利厚生がかなり良くて、20万円の家賃を会社が殆ど負担してくれていて、自己負担は5万円前後って会社も多いんです。何故か?税金対策としての福利厚生です。
見た目だけのサイバーエージェントが月収42万で新卒を募集!って大々的に報道してネットで論争が起こっていても、実際には福利厚生を考えるとそれよりも遥かに良い条件で優秀な人材を長期的に集めている会社もすでにあるので、そちらの方がお勧め?
ただ、グーグルとかの大手IT系を目指している学生なら、滑り止めとしてサイバーエージェントを受けるのは十分ありですし、セクハラとかパワハラが凄いとか、会社が嫌だったら退職して、新しい会社を目指せばよいだけで、短期だったら条件は良いですよ。